メンタルヘルス・コラム

春、それは変化する象徴

2016.04.05

桜の季節がやってきた。

春のイメージは、寒さがゆるみ、華やかな雰囲気がある。

 

しかし、春は花粉も連れてくる。花粉症は二人に一人が罹患する国民病である。

小生もその一人である。

 

春の始まりは、風が吹き、冬に潜伏している色々な病原微生物を舞い上げているような情景がある。

「春はそんなものだろう」と抑圧をして、遣り過ごしてはいるが、そうなると、春の様相に特別な感情も希望も持てなくなる。年々にその兆しが強くなっているように思える。加齢のせいで、体力が減退していることも理由の一つだが、春は、変化を感じさせる。

 

そんな季節の変わり目に「安寧」を求めているだろう。「地」が不安定であれば、ちょっとした刺激もストレッサーになる。それは来所されたクライエントから、度々教わったことでもある。

 

とにかく、春には穏やかな「ひととき」がほしいのだ。

 

 

東京メンタルヘルス 代表 武藤清栄

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