特別授業(児童・生徒・学生)
【いじめ防止・SOSの出し方に関する教育など】
近年、子どものいじめの認知件数が増加の一途をたどっています。
インターネットやSNSの一段の普及により、まわりの大人がいじめに気付かないまま、学校の内外を問わず、被害者を執拗に苦しめてしまうケースが格段に増えているだけでなく、重大事態に至ってしまうケースも後を絶ちません。
児童生徒・学生を対象に”こころの教育”に長年取り組んできた当社では、「新たな自殺総合対策大綱」(平成29年)の趣旨を踏まえて、「SOSの出し方に関する授業」をご提案しております。
当社独自に開発したワークを駆使し、自分や友達がいじめに巻き込まれた場合、誰にどうやって助けを求めればよいか、実践的な方法を学ぶことで、適切に支援を求める力を身につけます。また、教員OBを研修開発チームに加え、授業内容のブラッシュアップを継続的に重ねております。
当授業以外にも、コミュニケーション力やセルフマネジメント力の向上を目的とした授業など、ご相談内容に応じて、授業プログラムをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
SOSの出し方に関する授業
中学生以上向け(下記は一例)
カリキュラム
- ストレスとの上手な付き合い方
①ストレスって何?
②ストレスを感じたとき、心と体はどうなる?
③ストレスを和らげる方法を考えてみよう
④ストレスチェックを受けてみよう!
- ワークショップ(選択)
・コンケアカード(お天気カード)を使ったワーク
・アサーションワーク
(自分も相手も尊重した伝え方を身につける)
・自分大好きワーク
いじめ防止特別授業
※コンケアカード(お天気カード)を使ったワークを含む
カリキュラム
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コミュニケーションについて
①言語的表現と非言語的表現
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相手の話しを上手にきくには
①リスニングマインド ②聞き上手のためのスキル
③ロールプレイ
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自分の気持ちを上手に伝えるには
①アサーション ②YOUメッセージからIメッセージへ
③ロールプレイ
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ストレスについて
①ストレス反応の種類 ②ストレス性の疾患
③ストレス要因とストレス反応のメカニズム
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セルフケア
①ストレスへの気づき ②ストレスの対処
③ストレス度チェックリスト
④ストレス耐久度チェックリスト
ストレス対処力の向上を目的とした授業
カリキュラム
- ストレスマネジメント
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ポジティブシンキング
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友人のためのサポートコミュニケーション
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問題解決思考
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いじめ防止教育
その他、さまざまなテーマで”こころの教育”を行っています。
研修サービス(教職員向け)
過去30年以上にわたって、小・中・高・大学、各地域の教育委員会からメンタルヘルス研修の依頼を数多くいただき、教頭先生や校長先生、教職員を対象に研修を実施して参りました。
これまでの実績とノウハウを活かして、学校の状況やニーズに応じたカリキュラムをご提案。1時間~1日研修まで、幅広く対応していますので、お気軽にご相談ください。
講師・受講者が一体で考える
チェックリストや事例検討などのグループワークを積極的に盛り込むことで、考える研修を実践しています。講師が答えを出すことは簡単ですが、受講者の言葉ひとつひとつに職場のメンタルヘルスケアのあるべき姿が隠れているものです。講師は受講者の考える意思をサポートする黒子役として研修を進めます。
学校づくり研修
学校づくり研修のコンセプトは、「いじめ・不登校・自殺のない笑顔溢れる学校づくり」です。子どもたちが笑顔でたくましく表現し合い、ほぼいじめや不登校もなくなり、あっても早期解決してきた「実践と理論」を学びます。全国で講演活動や研修会を多数務めている田畑栄一講師を派遣いたします。
1. いじめ・不登校・自殺を生まない笑顔溢れる学校づくり研修
文科省「児童生徒の問題行動・不登校調査」(R5・10・4付け)によると、いじめの件数68万1948件、不登校数は、29万9048人、自殺数は411人です。いじめ、不登校は増加傾向にあります。いじめの数え方の変更や、社会的に不登校に関して寛容になりつつある影響もあるでしょうし、コロナの影響も少なからずあるでしょう。しかし、「学校の主人公」が学校を離れることはおかしくないですか。「学校が居心地よければ、楽しければ、子どもたちは離れるだろうか。」
この視点にたって、「教育課程や授業づくりの創意工夫」すれば、学校の空気が変わり、いじめや不登校は減少していく、否、なくなっていきます。10年間の学校経営から見えてきた子どもたちの笑顔溢れる学校づくりのヒントを10の視点から提案して、現場の先生たちや子どもたちに寄り添いながら共に探っていきます。実績:大学、教育委員会、企業等で実施。
2. 教育漫才研修
「全校・学年・学級教育漫才」等要請に応じて、先生たちに「教育漫才導入」の仕方や手順(60分)を教え、その後教育漫才演習(60分)をコンビで体験してもらいます。本研修を踏まえて、その後ニーズがあれば実際に子どもたちの教室に入り、2時間から3時間で「教育漫才」授業を行います。
実績:愛知、高知、京都、徳島、神奈川等で研修を行い、東京理科大学では「教育漫才の可能性」テーマに講演を実施。
講師紹介 田畑栄一(たばた えいいち)
秋田県大館市出身。中学校国語教師、埼玉県の指導主事を経て、平成25年~令和5年まで小学校の校長を務めた。平成29年に第66回読売教育賞優秀賞受賞。平成27年よりコミュニケーション能力の育成や、いじめ、不登校の予防教育などに向けた取組として「教育漫才」を発案して実践を始め、NHKなど多くのメディアに取り上げられる。現在は東京メンタルヘルス株式会社講師として所属し、講演活動や研修会講師のほか、「こしがやFM86.8」で毎週金曜日午前10時30分から「タバティの絶好調」の教育パーソナリティー。教育に関する執筆活動を行う。著書に「教育漫才で、子どもたちが変わるー笑う学校には福来るー」(協同出版)、「クラスが笑いに包まれる!小学校教育漫才テクニック30」(東洋館出版社)。
セルフケア研修
心の健康が社会問題となっている背景を深く理解し、心身ともに健康で働くためのセルフケア術を学びます。またメンタルヘルスは、不調にならないためという視点だけではなく、働きがいのある職場作りに貢献するものという視点も併せて考える必要があります。職員同士の絆をどのように強化していくのか、そのために各自ができることを考えていきます。
先生方、教育関係者の皆様へ
本プログラムは一例です。担当者と講師が打ち合わせの元、事業所の実情に即した内容にカスタマイズいたします。講義と体験学習をバランスよく織り交ぜて知識と実践力を身につけるプログラムとなっています。
1.教職員のメンタルヘルスの現状
①さまざまなデータから
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教師のメンタルヘルスの現状をデータをもとに解説します。 |
②教師の抱える不安
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2.職場のメンタルヘルス対策の目的
①生産性向上と明るい職場形成
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教育現場に沿ったメンタルヘルス対策とは?職場に活かすメンタルヘルスケアのポイントを学びます。また国が取り組む「4つのケア」について理解します。 |
②働く人達の健康確保
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③リスクマネジメント |
3.職場のメンタルヘルスを低下させるもの
①勤務問題
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教職に対する自問自答、保護者のクレーム、医療やカウンセリングに対する抵抗、我が子に目をかける余裕のなさなど、教師によくあるメンタルヘルス低下原因を、事例をもとに考えていきます。 |
②健康問題
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③家庭問題 |
④嗜癖問題 |
4.ストレスとうつ病
①ストレスのメカニズム
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ストレスのメカニズムを理解し、社会問題にもなっているうつ病を始めとするストレス性疾患について理解します。注意すべきこと、症状、回避法などについて解説。また発達障害など、精神疾患を持っている子どもや保護者への対応のポイントも学ぶ。 |
②うつ病について
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③ストレス性疾患 |
5.セルフケア
①ストレスマネジメント
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心と身体のバランスを整え、ストレスとうまく付き合う方法を学ぶ。またコミュニケーションにおいて、相手を不快にしないで自分の気持ちをうまく伝えるアサーションや、相手との信頼関係を作る傾聴スキルを演習によって身につける。併せてセルフケアには自分だけではなく、周囲との良好な環境づくりが大切であることを理解する。 |
②リラクセーション
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③自己表現-アサーション- |
④雑談できる職場作り |
6.事例検討
「責任感の強すぎる教師」「生徒の問題行動の意味」「保護者とのトラブル」など、教育現場で近年起こっている事例をいくつか取り上げて、グループディスカッションを行う。
Ext.本音のメンタルヘルス
①教師の葛藤
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メンタルヘルス不調の問題を自分には起こらないものと他人事として捉えていたり、隠したりするのはなぜなのかを考えます。
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②本当は休職したい
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③ウマの合わない生徒や職員 |
ストレスマネジメント研修
メンタルヘルスの基礎/ストレスコントロール/ストレス対処方法 など
コミュニケーション力向上研修
児童・生徒・学生に対するアサーティブコミュニケーション/保護者に対するアサーティブコミュニケーション など
過去の研修テーマ(一部)
・「児童・生徒・保護者から信頼されるアサーションスキル研修」
・「教職員の元気が出るメンタルヘルスアップ研修」
・「教職員のセルフケアと、子供が変わる『褒めポイント』」
・「学校に足が向かない生徒への対応方法」
・「今、先生たちに求められるスキルとは?」
・「保護者との対応の仕方を考える(事例・ロールプレイ)」
・「エンカウンターファシリテーターのための研修」
・「学校を取り巻く危機管理」 など
講師派遣サービス(PTA・保護者会向け)
PTAや保護者会などに、メンタルヘルス教育講師を派遣します。
保護者を対象に、子どものメンタルヘルスにおける基礎知識をはじめ、SOSサインの発見・対応方法、普段のコミュニケーション上のコツなど、事例紹介やグループワークを交え、楽しくわかりやすくお伝えします。
子どものサポートを目的としたカリキュラム
家庭内での子どもとの接し方や、普段気付きにくい子どもからのサインの見分け方など、子育てに関してお悩みを持つ親御さんへ、効果的なカリキュラムを多数ご用意しております。またカリキュラムに関するご希望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
カリキュラム例
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保護者のためのストレスマネジメントセミナー
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子どものためのサポートコミュニケーション